【週間TOP5】「信越」「あがの」「サンライナー」 全国の愛称付き快速廃止に思うこと

今週「[WTM]鉄道・旅行ニュース」で最も読まれた記事をおさらい。2022年2月6日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。

磐越西線の快速「あがの」などで運行しているJR東日本GV-E400系気動車(nozomi500/写真AC)
磐越西線の快速「あがの」などで運行しているJR東日本GV-E400系気動車(nozomi500/写真AC)

5位: 東急目黒線・東京メトロ南北線など順次8両編成に 都営三田線新型6500形は5月運行開始

東急電鉄、東京都交通局、東京メトロ、埼玉高速鉄道は、目黒線・都営三田線・南北線・埼玉スタジアム線で8両編成列車の運行を開始します。

現在はすべて6両編成で相互直通運転している各路線ですが、東急新横浜線が開業する2023年3月に向けて輸送力が増強されます。東急電鉄は3020系などを順次8両化し、東京都交通局は新型の6500形を今後13編成投入していくとのことです。

東急目黒線・東京メトロ南北線など順次8両編成に 都営三田線新型6500形は5月運行開始

4位: 竹ノ塚駅高架化工事 北千住〜草加間で普通列車運休 急行は通常運転 バス振替輸送を実施

東武鉄道は、東武スカイツリーライン竹ノ塚駅付近での高架切替工事に伴い、2022年3月19日(土)22:40頃から北千住駅〜草加駅間で一部列車を運休します。

普通列車および東京メトロ日比谷線直通列車の運転が取り止められますが、急行や準急などは別線路を走行するため通常通りの運転です。運休時間帯には振替輸送バスは3分ごとに運転されますが、小菅駅には立ち寄らないとのことです。

竹ノ塚駅高架化工事 北千住〜草加間で普通列車運休 急行は通常運転 バス振替輸送を実施

3位: 美祢線など最終列車19時台に JR西日本ダイヤ改正 広島深夜着「のぞみ」との接続を改善

JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、広島・山口エリアの在来線では新幹線との接続改善や運転本数・運転区間の見直しを実施します。

広島駅に23時台に到着する下り「のぞみ」の本数が2本から3本へと増えることに伴い、在来線各方面は接続に便利な発車時刻に調整されます。美祢線の全区間と山口線の津和野駅〜益田駅間では最終列車の大幅な繰り上げが実施されます。

美祢線など最終列車19時台に JR西日本ダイヤ改正 広島深夜着「のぞみ」との接続を改善

2位: 快速「信越」「あがの」を廃止 JR東日本ダイヤ改正 特急「しらゆき」は減便で4往復に

JR東日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、新潟エリアの在来線では利用状況に合わせた運転取り止めや運転区間見直しなどを行います。

特急「いなほ」は酒田駅〜秋田駅間で1往復、特急「しらゆき」は上越妙高駅〜新潟駅間で1往復がそれぞれ運転取り止めとなります。信越本線の快速「信越」、磐越西線の快速「あがの」は区間運転の快速や普通列車に置き換えられます。

快速「信越」「あがの」を廃止 JR東日本ダイヤ改正 特急「しらゆき」は減便で4往復に

1位: 岡山〜福山間快速「サンライナー」すべて廃止 JR西日本ダイヤ改正 最終列車繰り上げも

JR西日本は2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施し、岡山・福山エリアの在来線では快速・普通列車の運転本数見直しや最終列車の繰り上げを行います。

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山陽本線の快速「サンライナー」は2021年春・秋のダイヤ改正で段階的に運転本数が減らされてきましたが、今回で全列車が運転取り止めとなります。そのほか、瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」をはじめ各線で最終列車が繰り上がります。

岡山〜福山間快速「サンライナー」すべて廃止 JR西日本ダイヤ改正 最終列車繰り上げも

2位の新潟エリア「信越」「あがの」、1位の岡山・福山エリア「サンライナー」と、名前の付いた快速列車の設定取り止めが相次いでいます。いずれも利用者減少により、前後の普通列車などで十分な輸送力を確保できるという判断でしょう。愛称が付与されているということは、それぞれの路線のサービス向上のため意欲的に設定された列車であったはずですが、もはや不要、あっさりお役御免と言われているようで少々ひっかかります。人々はそんなに移動しなくなったのでしょうか。